「こんなに頑張っているのに、誰も認めてくれない」
「私はいつも被害者ばっかり」
そんな気持ちになったことがある方へ。
それは、悪いことじゃありません。
でも、その心の状態が続くことで、いつしか現実を形作る視点まで「被害者意識」が染み込んでいるかもしれません。
この記事では、「被害者意識」が心に何を生み、どこで私たちを止めているのか。気づきのヒントをお届けします。
1.被害者意識の背景にある“予計”とは?
人は誰しも、自覚がなくても「予計(よけい)」という内なるシナリオを持っています。
予計とは、
無意識に立てている「きっとこうなるだろう」という自己予測のクセ
- 私は他人に認められない
- 努力しても報われない
- 結局、誰も信じられない
これらはすべて「被害者プログラム」のようなものであり、心の振動を通じて現実の創造に影響を与えていきます。
2.被害者意識にある「信頼の消耗」
- 自分を信じられない
- 他人も信じられない
これは「被害者意識」にある心の態度の大きな特徴です。
すべての意思を「外にまかせる」ようになると、
何が起こっても「私は悪くない」「これは社会が悪い」となり、
無意識のうちに「自分の軸で動けない状態」にはまりこんでいきます。
「他人や社会」を変えようとする前に、「自分が何を信じ、どう振動しているか」を見つめること。
それが、被害者意識から抜け出す第一歩になります。
「被害者であり続けること」は、わたしたちから大事なものを見えなくさせます。
ただ、「身に起こることを他人のせいにしていないだろうか?」と少しだけ止まって見ること。
それだけで、心の振動はわずかに変わりはじめます。
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困った状態や辛い状況にあると、
つい他者や環境に原因があり、自分は悪くないと考えてしまいませんか?
このように考えがちの人は【被害者意識】が強く、悲劇のヒロインやヒーローでいることで安心している可能性があります。
被害者意識が強いと一時的にネガティブな感情は癒やされますが、辛い状況や感情は繰り返されます。
ラクに自由に自分らしく生きるためには、
被害者意識が強いことに気づき、改善する必要があります。
今回は【被害者意識があるときの心の状態や態度】をご紹介します。
被害者意識って
被害者意識とは、『必ずしも被害を受ける立場にあるわけではないのに、自分は被害を受けている、受けるに違いないと思い込むこと』です。
自分の過ちを正当化するためや辛い状況の責任を自分で背負わないために、原因や責任を他者や環境に転化し、自分こそ被害者だと思い込みます。
「彼氏とうまくいかないのは、彼氏が私を理解せず、彼の女友達のせい」
「試験で悪い成績をとったのは協力してくれない親のせい」
こんな風に、思い通りにならないことの責任を外部に押し付け、自分は被害者だと悲劇のヒロインのように思い込み慰めることです。
責任を外部に押し付けている間は、自分の人生を歩むことはできません。そして、悲劇のヒロインに浸っていては、自分の幸せを掴むことも難しくなります。
自分の幸せな人生を歩むためには、まず被害者意識があることに気づき、改善していく必要があります。
次に被害者意識にあるときの心の状態や態度をご紹介していきます。該当点が多くないか確認されてみてください。
被害者意識が強いときの心の状態
- 自己憐憫(れんびん)が顕著にある
- 心配や恐怖が強い
- 自尊心が低い
- 無力感が強い
- 罪悪感を感じやすい
- 悲しみや孤独感が強い
- 守りに入る
- 拒絶感を抱きやすい
- 嫉妬や執着が強い
- 自信がない
被害者意識が強いときの態度
- 同意や共感を求める
- 優柔不断にある
- 落ち込みやすい
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