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敏感な人(HSP)が気楽に生きる6つのコツ

HSP 敏感な人 気楽に生きる 対人関係の問題
この記事は約14分で読めます。

「沢山の人に会うとなんだか疲れる」
「集団でスポーツや作業するのは苦手」

などのお悩みをもっている方がいるのではないでしょうか?

敏感な人は五感を通じて入ってくる刺激に影響を受けやすいため、喜びだけではなく、苦しみをもたらされます。そのため、刺激からの苦しみの影響を軽減させる工夫が必要となります。

そこでこの記事では、

  • 敏感な人の特徴
  • 気楽に生きる6つのコツ

について解説します。

6つのコツは気楽に実践できるものなので、ぜひ最後まで読んで、気楽に楽しく生活してもらえたら嬉しいです。

この記事は、イルセ・サン著『敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント Kindle版』を参考に書いています.

 

敏感な人とは

敏感な人とは、五感から入ってきた刺激や、思考など自分の内側の刺激に対する感受性が高い人のことを言います.

多くの敏感な人は、内向的な性格の特徴を持っています.創造力や思いやりに溢れ、共感力がある場合が多いと言われています.人生や自分自身にさまざまな考えを巡らせ、自分の内側の刺激を整理するために一人になる時間が必要です.

 

内向的な性格

敏感な人は内向的な性格をもつことが多いです.(絶対ではありません)
関心が社会や他人などの外側の世界より、自分の内側や物事の真理などに向かいやすい傾向があります.

 

内向的な性格の特徴

  •  狭く深い人間関係を好む

思いやりを示してくれる友人を好みます.
逆に外向的な人の場合は、社交的なことを好むため、パーティーに招待してくれるような友人を好みます.

  •  集団行動が苦手

物事を考える時に、いったん一人になり考えを整理して話をします.そのため、集団での行動が苦手になります.一方、外交的な人は、話しながら物事を考え整理する特徴があります.

スポーツを例にすると、内向的な人は個人技や少人数制を好みます.

  •  人前で話すのが苦手

注目を浴びることが苦手なため、人前で話をすることが苦手です.激しい身振り手振りもせず、落ちついて話をする傾向にあります.

これらは例であって、できないわけではありません.経験を積んだり、準備を入念にしたりすることで苦手から得意になることもあります.

 

 敏感な人が気楽に生きるコツ

自分の内側に意識をむけることを好みますが、日常生活の中では社会と関わる必要があります。外からの刺激の影響を軽減させ気楽に生きる工夫が必要となります。

その気楽に生きるコツを6つ紹介していきます。

  1.  過剰な刺激から自分を守る
  2.  堂々巡りの不安を断ち切る
  3. 日常生活に喜びや意義を見出す
  4. 不快なコミュニケーションは避ける
  5. 自分に正直な選択をする
  6. 自分の個性を受け入れる

 

1.過剰な刺激から自分を守る

敏感な人は刺激の許容量が限られています.刺激を受け過ぎると、頭の中がいっぱいになって気分が悪くなったり、疲労感が強く感じたりします.刺激の量をある程度コントロールが必要です.

刺激から守るポイント

  • 自分に最適な刺激レベルを理解しておく
  • じっと自分の内側に収集し、受けとめた刺激を整理する
  • ニュースをチェックし過ぎない
  • 電話に振り回されない
  • 周囲の人と過剰に接触しないようバリアを張る
  • 出来るだけ集団行動を避ける
  • 「礼儀を尽くすこと」と「我慢すること」は違うと知る
  • 心を静められる活動に集中する

ポイントについて一つずつ解説していきます。

 

自分の最適な刺激レベルを理解しておく

刺激を避けるのではなく“自分に適したレベルを見つけること”が重要です.

自分に適したレベルの見つけ方は、経験の中で発見していきます。「これくらいの人数の集まりは大丈夫」など刺激の程度を振り返って、自分を理解していくと良いです。

過度の刺激を受けた時は、起きたことを紙に書き出したり、聞き上手な人に話したりしましょう。静かな場所でしばらく穏やかな時間を過ごし、落ちつかせるなど、自分にあったリカバリー方法を見つけておくと良いでしょう.

 

紙に書き出す方法はとても心を落ち着かせるのに効果的です.

 

「ジャーナリング」の方法と効果、体験談を解説!
書く瞑想とも言われる『ジャーナリング』について解説しています.経験談をもとにジャーナリングの概要・向いている人・効果(スッキリする理由)・方法・注意点を説明しています.

 

じっと自分の内側に集中し、受け止めた情報を整理する

周囲の環境やネット、SNSからの大量の情報と刺激を受けています。情報を制限し、受け止めた情報を分類する時間と心の余裕を持つことが大事です。

瞑想やジャーナリングなどで浮かんだ思考が、決断に関するもの、まだ整理できていない最近の出来事なら、その決断や整理に時間を費やしましょう。

 

ニュースをチェックし過ぎない

メディアは視聴者の刺激するために争いごとを好みます。愛より暴力が蔓延しているような印象を与え、ストレスや不安の原因となります。

ニュースはネットなどで簡単に情報収集する程度がよいでしょう。

 

電話に振り回されない

創造的な作業に集中している時に、電話やメールなどで集中力が途切れてしまわないような工夫をしましょう。

 

周囲の人と過剰に接触しないようバリアを張る

誰かに邪魔されない環境を作れれば、作業に深く集中できる心のゆとりができます

オフィスなどで耳栓、ヘッドホン、濃い色のサングラスは自分を守るのに有効です。作業中に顔を見られたり、突然自分の前に立たれたりする心配がないと作業に集中することができます。

人と違って耳栓を使用するなどは、周囲の目が気になります。しかし、暗黙のルールは外向的な人を中心に決められたものです。自分が快適な別のルールを作って、その暗黙のルールに立ち向かいましょう。

 

出来るだけ集団行動を避ける

2000年以降、集団で行動することは少なりました。どうしても断れない事情以外は、上手にお断りする文言を何種類か事前に作っておくのも良いでしょう。

 

「礼儀を尽くすこと」と「我慢すること」は違うと知る

心地よく思わないことにエネルギーを使い果たすのはもったいないことです。心地よく、意義のあることだと思わないことから離れましょう。

例えば、講演会など嫌々聴かれたり、寝られるくらいなら、そっと退出したほうが相手のためになります。真剣に話が聞けないことは、相手に失礼な行為となります。礼儀を尽くすために、そっと退出するのが最善でしょう。

(私自身も人前で話す時は、嫌々聞いている人は無視して、真剣に話を聞いている人に向かって話していました。)

 

心を静められる活動に集中する

過度に入ってきた情報で迷いなどが生まれる場合は、情報を整理し、必要な決断をしましょう。ただし外側からの情報が刺激になるだけではなく、内側から湧いてくる感情に刺激を受けることもあるので、自らの思考を注意深く探る必要があります。

 

2.堂々巡りの不安を断ち切る

想像力が豊かなため、物事が悪い方向に行く可能性も見えてしまい、常に不安や恐怖心と戦ってしまう傾向にあります。不安を堂々巡りさせていることを知り、堂々巡りを断ち切ることが必要です。

 

最悪の事態ばかり想定しても得することはないと知る

「最悪のことが起きても何とかなる」と自分に唱えます。最悪な事態に陥っても、すぐに対処すれば、想定以上に恐ろしい事態になることはないと言い聞かせます。

 

 「いざという時には困難に対処できる」という自信をもつ

最悪の状況は、新たな創造性を発揮するチャンスです。
人生により深い意義を見出し、共に生きる人々と愛情にみちた絆で結びつくチャンスと捉え、自分に自信をもっていきましょう。

 

 老いや死を恐れすぎない

想像力をネガティブな事に向けず、心地よく、美しいものを思い浮かべるのに使いましょう

 

3.日々に喜びや意義を見出す

創造する能力が高い敏感な人は、”美しい音楽を聴くこと”、”美しいものを見ること”、”他者に何らかの貢献をして自分がしたいことをすること”に喜びや意義を感じることが、大きな生きる糧になります。

天職を見つける

意義のあることや個人的に夢中になれる仕事に携わることが大事です。
ルーチンワークは過剰な刺激を受けずに済みます。フローランスは自分に合う環境を調整できるので、最も適しています。逆に、労働環境を自分で作ることができる経営者になってしまうのも、一つの手です。

仕事は変えれない場合は、余暇はエネルギーが湧いてくるような、楽しくて喜びに満ちた活動を優先的に行うと良いです。

 

 社交の場に参加する時は前もって準備する

心の準備をするだけでなく、一緒に参加する人に事前に協力を得たり、主催者に事情を説明し席など調整してもらいと良いです。

 

 あえて人と接触しやすい場所に住む

あえて人と関われる住宅街などに住みます。
社交の場に参加して疲れても、すぐに家に帰れるメリットがあります。

人と関わりたくないので、田舎などに住みがちです。しかし、田舎に住むと田舎の住人付き合いに慣れないことや、一切人と関わらなくなります。

私自身が都心部に住んでいますが、周りの住人は干渉してこないですし、自分のペースで人と関われ、外出して疲れたら直ぐに家に帰れます。とても快適です。

 

 メールやSNSをうまく活用する

無理に人に合わず、生活できるような世界になってきました。完全に人との関りを絶つことはできませんので、ネットを上手に駆使して快適な環境を整えていきましょう。

 

 外向的な人とも交流してみる

外向的な人と関わってみると、自分の内側では気づかないことを知ることができます。創造性を養うためにも、外向的な人との関りを活かしてみるのも大切です。

 

4.不快なコミュニケーションを回避する

日常生活の中では、心地よい人間関係ばかりではありません。攻撃的に関わってくる方もいます。そういう場合は、向き合わず、上手に回避していきましょう。

 

回避する方法の例

  • 無駄な争いから降りる
  • 直接話さずに、メールや手紙で相手に気持ちを伝える
  • どんな風に対応してほしいか相手に伝える
  • 相手の反応を予測しておく
  • 返答する前に、相手の意図を探りながら時間を稼ぐ
  • 感情に説明責任はないと知る

 

5.自分に正直な選択をする

敏感な人は、必要以上に空気を読もうとします。そして、心地よい空気を保つために、自分の望まないことを選択します。そして、自分自身がきつくなります。

自分が無理しなくても雰囲気は壊れません。雰囲気を壊すかも・・・は過剰な不安です。自分を誤魔化し、苦しい思いを持っている方が空気を壊す場合もあります。

 

正直な選択をするためのポイント

  • 他人の目を気にしない
  • 自分とは違う自分を演じようとしない
  • 罪悪感に心を支配されないようにする
  • 自分自身の価値に従う
  • 相手とは違う意見でも恐れず言う
  • 思い切って、自分の要求を堂々と伝える

 

6.自分の個性を快く受け入れる

敏感であることが、内向的な特性を持っていることで、生き苦しくなることが多いため、自分を否定しがちです。

しかし、自分の特性を”素晴らしい個性”として受け止め、個性を生かしましょう。とても生きやすくなります。

  •  自分の性質を理解する
  • 苦しい時は専門家の助けを借りる
  • 否定的な言葉で自分にレッテルをはらない

 

 

まとめ

この記事では敏感な人の特徴と気楽に生きる6つのコツについて解説しました。

私自身が気楽に実践できる6つのコツです。
ぜひ一緒に、少しずつコツを生活に取り入れ、気楽に楽しく生活していきましょう。

もっと詳しく敏感な人について知りたい方は、是非書籍を読まれてみて下さい!

イルセ・サン著『敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒン 

以上です

最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪

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