「頭の中がごちゃごちゃして、なかなか整理できない…」
「自分の気持ちを理解したいのに、うまく向き合えない…」
そんな悩みを抱えていませんか?
「モーニングページ」と「ジャーナリング」。
どちらも”書くことで心が整う”と言われていますが、2つの違いがよくわからなかったり、試してみたけれど続かなかった…という経験はありませんか?
実はこの2つには、目的や書き方に明確な違いがあり、自分に合った方法を選ぶことで、無理なく習慣化しやすくなるのです。
この記事では、
- モーニングページとジャーナリングの違い
- 自分に合う書き方がわかる「タイプ別診断」
- 初心者でも続けやすい「3日間ワーク」
を通して、“書く”ことで心とエネルギーが整う感覚をお届けします。
モーニングページとは?効果と基本ルール
モーニングページの原点
モーニングページは、ジュリア・キャメロン氏の著書『ずっとやりたかったことを、やりなさい』で紹介された手法です。
朝起きてすぐに、A4用紙3ページ分(約750語)を手書きで書き出します。内容は何でもOK。頭に浮かんだことをそのまま、検閲せずに書き連ねていきます。
このシンプルな行為によって、頭の中の思考をスッキリ整理することができるのです。
モーニングページの効果
- 思考のデトックス:
頭の中の雑念や不安、愚痴などを紙に吐き出すことで、心の浄化を促します - 創造性の回復:
頭の中をクリアにすることで、新しいアイデアや直感が湧きやすくなります - 行動力の向上:
思考の整理により、優先すべきことが明確になり、行動につながりやすくなります
「頭の中の雑念」を流し、朝のスタートをクリアにしたい方におすすめです。
モーニングページの書き方
- 朝起きてすぐに書く:
思考が社会的フィルターにかかる前の状態で書くのがポイント - 手書きで書く:
ペンと紙を使うことで、デジタルとは違う脳の使い方ができます - 止まらずに書く:
文章の質や内容を気にせず、流れるように書き続けます - 読み返さない:
書いた内容は(少なくとも当分の間は)読み返さないのが基本です
ジャーナリングとは?感情整理に役立つ書き方
自由度の高い”書く習慣”
ジャーナリングは、より自由なスタイルの”自己対話の書き方”です。
時間帯や量に決まりはなく、感情の整理、目標設定、気づきの振り返りなど、テーマに合わせて書くことができます。
自分の内側と深くつながり、感情や思考のパターンを理解するのに役立ちます。
こんな人におすすめ
- 感情に波がある人
感情の起伏を書くことで整理できます - 夜にゆっくり心を整えたい人
一日の振り返りや明日への準備として最適です - 質問やテーマに沿って深く書きたい人
特定の課題や目標について探求できます
ジャーナリングの書き方
- テーマや質問を設定する
「今の気持ちは?」「今日の気づきは?」など - 自由に書く
決まった形式はなく、自分のペースで書けます - 読み返して気づきを得る
書いた内容から、自分のパターンや成長を感じ取ります - 時間や量は自由
5分でも30分でも、その日の状況に合わせて調整できます
モーニングページとジャーナリングの共通点と違い
共通点:書くことで整う”心”と”エネルギー”
どちらも「自己理解を深める」「思考や感情を整理する」ことが目的であり、紙に書くというアナログなプロセスを通して、心と頭を落ち着かせてくれます。
手で書くことには、デジタルにはない安心感や集中力アップの効果もあり、”書くことの癒し”を実感できるでしょう。
決定的な違い
モーニングページ
ジャーナリング
朝に行う
時間帯は自由
量が決まっている(3ページ)
量は自由
流れるように書き続ける
テーマに沿って深く掘り下げる
読み返さない
読み返して気づきを得る
思考のデトックスが目的
自己理解・感情整理が目的
自分に合った“書く習慣”の選び方|フローチャート
「どちらを選べばいいのか分からない…」という方のために、 簡単なチャートを使って、今のあなたに合う書き方を見つけましょう。
▼ 書くタイミングで選ぶチャート
Q1:朝にゆっくり自分と向き合う時間がある?
→ YES → Q2へ/NO → Q3へ
Q2:頭の中がごちゃごちゃしている?
→ YES → 【モーニングページ】
→ NO → 【朝ジャーナリング(感謝・目標)】
Q3:夜に自分を振り返る時間がある?
→ YES → Q4へ/NO → 【昼休みジャーナリング(1日5分)】
Q4:感情を整理したい気持ちが強い?
→ YES → 【夜ジャーナリング(感情整理)】
→ NO → 【夜ジャーナリング(未来ビジョン)】
タイプ別診断|あなたは感情型?思考型?
以下の質問に直感で答えてみてください。
AとB、どちらが多いかであなたに合った書き方がわかります。
Q1:今、モヤモヤの原因は?
A. 気分が重いけど理由がよく分からない
B. 頭の中がごちゃごちゃしてスッキリしない
Q2:書きやすい時間帯は?
A. 夜、感情が落ち着いているとき
B. 朝、ぼんやりしている時間に
Q3:ノートに書く目的は?
A. 感情に気づき、整理すること
B. 頭の中の思考を全部出して、スッキリすること
診断結果
Aが多い人 → 感情型|ジャーナリングがおすすめ
感情の揺れに丁寧に向き合う時間が、あなたを整えてくれます。
Bが多い人 → 思考型|モーニングページがおすすめ
思考のデトックスで、朝のスタートが軽くなります。
初心者でも続けやすい!3日間ワーク
まずは3日間だけ、あなたに合いそうな方を試してみましょう。
短期間から始めることで、無理なく習慣化への第一歩を踏み出せます。
モーニングページ3日間チャレンジ
準備するもの:ノートまたはA4用紙、お気に入りのペン
手順
- 朝起きてから15分、静かな場所を確保する
- 時計を見ながらではなく、3ページ埋まるまで書く
- 内容は何でもOK。思いついたこと、夢の内容、今日のやることリスト…
- 3日間続けて、心の変化を感じてみる
ジャーナリング3日間チャレンジ
準備するもの:ノートまたはA4用紙、お気に入りのペン
手順
- 自分が落ち着く時間帯(夜がおすすめ)に10分確保する
- 以下の質問から1つ選んで書く
– 今日、最も心が動いた瞬間は?
– 今、自分の中で解放したい感情は?
– 明日の自分にかけたい言葉は? - 3日目の終わりに、書いたものを読み返してみる
まとめ|あなたに合った”書く習慣”を見つけよう
モーニングページもジャーナリングも、書くことには”心とエネルギーを整える力”があります。
大切なのは、「どちらが正しいか」より、「自分に合っているか」。
今のあなたに合った”書く習慣”を、まずは3日間試してみましょう。
感覚が整い、気持ちが軽くなるのを実感できるはずです。
もし続けられなかったとしても、それは「あなたが間違っている」のではなく、「今のあなたには別の方法が合っている」だけかもしれません。
書く時間、書く場所、ペンの種類、ノートの質感…少しずつ自分に合う形を探していくことで、心地よく続けられる「あなただけの書く習慣」が見つかるでしょう。
今日から、紙とペンを用意して、あなたの内側の声に耳を傾ける時間を作ってみませんか?
たった3日でも、きっと新しい自分との対話が始まります。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。