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「何がしたいかわからない」は卒業。「本当の自分」に出会うための魔法の質問リスト

内観ジャーナリングと自己対話
この記事は約12分で読めます。

前回の記事では、
私たちが「本当の自分」を見失ってしまう原因を探り、
自分探しの旅の第一歩として、
「内観」で自分の現在地を知る方法
についてお伝えしました。

心の地図を広げ、コンパスを置いてみた今、
あなたはどんな気持ちでいるでしょうか。

もしかしたら、
「自分のことが、前より少しだけわかった気がする」
と感じているかもしれません。

あるいは、
「やっぱり、まだ深い霧の中にいるようだ」
と感じているかもしれませんね。

 

どちらであっても、大丈夫。

あなたは今、自分だけの物語を取り戻すための、
大切な旅路の途中にいます。

現在地がわかった探検家が次に行うこと。

それは、
この土地には、一体どんな宝物が眠っているのだろう?」と、
さらに深く、注意深くあたりを探索することです。

今回の第2回では、

あなたの心という大地に眠る「宝物」
―あなただけの価値観、強み、そして情熱―
を見つけ出すための魔法の「質問リスト」

をご用意しました。

質問は、
あなたの心の奥深くへと続く、秘密の扉を開ける「鍵」のようなもの。

この記事を読み終える頃には、
あなたはたくさんの鍵を手に入れ、
「私は何者?」という問いに対する、
あなただけの答えの欠片を、
きっと見つけ始めているはずです。

 

なぜ「質問」が自分探しの最強のツールになるのか?

自分探しと聞くと、
特別な経験をしたり、どこか遠くへ旅に出たりしなくてはならない、
と考える人もいるかもしれません。

しかし、
最もパワフルな探求は、
いつでも、どこでも、あなた一人で始めることができます。

そのための最強のツールが、
自分自身への、質の高い質問」なのです。

 

質の高い質問は、
「こうあるべきだ」という思考の壁をすり抜け、
無意識の扉をそっと開ける「鍵」の役割
を果たしてくれます。

そして、
私たちを人生の「被害者」から、
自らの意志で物語を紡いでいく「脚本家」へと変えてくれるのです。

 

自分を知る旅へ。質問を始める前の3つの心構え

さあ、いよいよ探求の旅に出発です。

その前に、この旅をより実り豊かなものにするための、
大切な心構えを3つだけお伝えします。

1.完璧な答えを求めない

これらの質問に、唯一の「正解」はありません。

旅のプロセスそのものを、楽しんでください。

2.頭ではなく「心」で感じる

「論理的に正しいか」ではなく、
「心が温かくなるか」「ワクワクするか」を基準に
答えを探してみてください。

3.時間をかけて、何度も訪れる

この質問リストは、一度きりのテストではありません。

人生の節目節目で、何度も立ち返ることができる、一生ものの「相棒」です。

 

【実践ワーク】「私」を紐解く15の魔法の質問

準備はいいですか?

お気に入りのノートとペンを用意して、
あなたの心を巡る三つの旅に出発しましょう。

【過去の宝物を掘り起こす旅】あなたの「好き」の原点を探る5つの質問

あなたの「好き」や「得意」の原石は、
多くの場合、楽しかった過去の記憶の中に眠っています。

  1. 子どもの頃、時間を忘れるほど夢中になっていた遊びは何でしたか?
  2. 誰かに言われたわけでもないのに、なぜかずっと続けていたことは何ですか?
  3. 今までで、一番「これ、私の天職だ!」と感じた瞬間はどんな時でしたか?
  4. 人生で、最も心が震えるほど感動した本や映画、音楽は何ですか?それはなぜですか?
  5. どんな時に、誰かの役に立っていると心から感じましたか?

 

【私の回答例:Q1. 子供の頃、夢中だった遊びは?】

私は、友達と「ごっこ遊び」をするのが大好きでした。
特に、自分でお話を作って、配役を決めて、監督のようにみんなに指示を出すのが得意でした。
お菓子の空き箱で道具を作ったり、物語の結末を何パターンも考えたり…。

ただ遊ぶというより、「一つの世界を創り上げること」そのものに、時間を忘れるほど夢中になっていました。

 

【現在の足元を照らす旅】あなたの「心の声」を聴く5つの質問

「本当の自分」は、今、この瞬間にも、あなたにサインを送っています。

日常の中に隠れた、心のささやきに耳を澄ませてみましょう。

6.もし、お金と時間を自由に使える週末があったら、まず何をしますか?

7.どんなこと(物・時間・人)に、つい「お金を払ってでも手に入れたい」と感じますか?

8.初対面の人に、なぜかよく「〇〇な人ですよね?」と言われることは何ですか?

9.他人を見ていて、「羨ましいな」と少しだけ嫉妬してしまうのは、どんな部分ですか?

10.あなたの部屋にある「一番のお気に入り」は何ですか?それはなぜ、あなたにとって特別なのですか?

 

【私の回答例:Q9. 他人を見て、嫉妬してしまう部分は?】

自分の意見や作品を、堂々と世の中に発信している人を見ると、胸がザワザワします。

「すごいな」と憧れると同時に、
「私には無理だ…」という悔しい気持ちが湧いてくる。

特に、自分のスタイルを確立していて、
誰に何を言われようとブレずに楽しそうな姿に、強い羨ましさを感じます。

 

【未来の星図を描く旅】あなたの「理想」を描く5つの質問

あなたの「理想」は、
未来への道しるべとなる、夜空に輝く星図です。

あらゆる制約を取り払って、
心のままに、最高の未来を描いてみましょう。

11.もし、絶対に失敗しないと保証されていたら、
今すぐ何を始めたいですか?

12.あなたが「こんな人になりたい」と
心から憧れる人は誰ですか?
その人のどんな部分に惹かれますか?

13.1年後、
どんな自分になっていたら、
「最高の1年だった!」と心から言えますか?

14.どんな人たちに囲まれて、
どんな場所で、
どんな表情で過ごしているのが、
あなたの「理想の日常」ですか?

15.あなたの人生が終わる時、
周りの人から
「〇〇な人だったね」と言われたいですか?

 

【私の回答例:Q14. 理想の日常は?】

緑の多い、静かで落ち着いた場所にある自宅の書斎で、
午前中は集中して文章を書いたり、新しいアイデアを練ったりする。

午後は、信頼できる仲間とオンラインで打ち合わせをしたり、クライアントの相談に乗ったりする。

夜は、大切な家族と手作りの温かいごはんを囲んで、
今日あった面白い出来事を報告し合い、心から笑っている。

そんな、穏やかで、創造的で、愛に満ちた日常が理想です。

 

まとめ:答えは、すべてあなたの中に

15の質問を巡る心の旅、お疲れ様でした。

もしかしたら、たくさんの「答えの欠片」が見つかったかもしれませんし、まだはっきりとは見えてこないかもしれません。

どちらでも、大丈夫です。

 

大切なのは、
これらの質問を、
あなたの人生という旅の「コンパス」として、
これからも持ち続けることです。

「私は何者?」という問いは、
一度きりで答えが出るものではありません。

それは、
人生を通して、
何度も何度も自分に問いかけ、
その時々の答えを味わい、
深めていく、
壮大で美しい探求のプロセスそのものなのです。

今日のあなたは、
その果てしない探求の、
最も重要な一歩を踏み出しました。

見つけた答えの欠片を、
今はただ、大切に抱きしめてあげてください。

その一つひとつが、
あなたという、
世界でただ一つの、
かけがえのない宝物なのですから。

 

【連載】「私は何者?」に答える。自分探しの旅・完全ガイド

▶︎ 次回予告:見つけた「宝物」で、人生の地図を描く方法

さて、今回の質問の旅で、
あなたはたくさんの「宝物の欠片(価値観や強みのヒント)」を見つけました。

では、
そのバラバラの欠片を、
どうやって繋ぎ合わせ、
あなたの人生を導く「地図」にしていけば良いのでしょうか?

次回の第3回【価値観を見つける】では、
今回見つけた宝物を整理し、
あなただけの人生の軸となる
価値観」を明確にするための具体的な方法
について詳しくお伝えします。

ぜひ、次回の更新も楽しみにお待ちください。

 

【全4回】「私は何者?」に答える。自分探しの旅・完全ガイド

 

もっと深く、あなたの「心の声」と繋がりたいあなたへ

自分探しの旅の、最高のガイドは、あなた自身の「心の声=直感」です。

自分の内なる声に耳を澄まし、その導きを信じられるようになると、人生の迷いは驚くほど減り、あなたらしい道が自然と開かれていきます。

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『“直感の受け取り方”ガイド』

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『整えるだけで、直感は目覚める』

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