やらなくてはいけないとわかっていても、ついつい後回しにしてしまうことはありませんか?
仕事、学校だけでなく日常生活の中で多く経験しているのではないでしょうか?
後回ししても、後で自分が困ることが分かっているのに、なかなか行動に移せない…
この記事では、後回しにする癖をやめたい方に
- 後回する人の特徴
- 後回しするメカニズム
- 後回しをやめる方法
を解説しています。
後回しをやめると、締め切り間近の心理的負担が減り、周囲の人の信頼も得ることができます。
最後まで読んでいただき、後回しするクセから卒業していきましょう!
後回しする人の特徴
物事を後回しにする傾向がある人には、大きく3つのパターンがあります。
- 楽観的な人
- 完ぺき主義の人
- めんどくさがりの人
楽観的すぎる人
後回ししても、何とかなると将来について深く考えないタイプの人です。
楽観的な考え方を持つことは良いの思考パターンですが、後回して何とかならない経験を何度もしているのに、それでも後回しをしようとする場合は、改善する必要があります。
完璧主義な人
完璧な結果を求める人です。
1つ1つの作業に時間がかかったり、準備に時間をかけ本題になかなか取り組めなかったりするため、結果として後回しになってしまうタイプの人です。
めんどくさがりな人
やるべき作業が負担を感じるものの場合、ストレスを感じるものがあります。ストレスから逃れたいために後回しにしてしまうパターンの人です。
後回しするメカニズム
後回しをしようとするとき、頭の中はどのようなことを考えているのでしょう。
どのような思考で後回しをしているのか理解できれば、後回しをやめることができます。ご紹介していきます。
① 難易度を判断する
最初に物事を目の前した時に、無意識で難易度を判断します。
簡単そうなことは取り組めるのですが、【難しそう】と判断すると【嫌だ】と判断して、拒否反応が出てしまいます。
②作業の順番を後回しする
心の中では『私はやらないわけじゃない.後でやっても大丈夫だ』と思っています。
今の自分は嫌だから避けていることを本音を隠し、『未来の自分ならやってくれる。やってくれるはず』と期待をもって、後回しにします。
でも、未来の自分も、さらに未来の私がやってくれるはず…と再び後回しをします。
後回しのループには突入です。
このループから脱出する1つの方法を解説していきます。
後回しをやめる方法
後回しをやめる方法は色々あります。
今回は、メカニズム①の『難易度を判定する』に対応する方法をご紹介していきます。
アンドロイド・アプローチ
アンドロイド・アプローチとは、”明るい未来”を考えて、自分を動かす方法です。
①自分を「アンドロイド」だと思い込む
まず、自分は「アンドロイド(人造人間)」だと思い込みます.
このアンドロイドは、スイッチ一つで目的に向かって動くことができます。
②タスクを決める
今すぐ始めるタスクを明確にしましょう。
達成期日が近いコト、依頼されたばかりのコトなどタスクのリストアップをします。「面倒だ!嫌だ!」の自分の感情は無視します。
③スイッチを押す
目的に向かって動き出す脳内スイッチを押します
アンドロイドのスイッチを入れたら、タスクを実行するため身体が勝手にサクサク動いている自分をイメージします。
アンドロイドを動かしながら、ひたすらアンドロイドの動きを観察します。
④感心する
自分の動きにあえて感心します。
「おお!このアンドロイド,すごいなぁ。ここまでできるんだ」と自分の動きを褒めましょう。
タスクを終えた時に、達成感を感じ、エネルギーを消失した、疲れたという感覚にならない経験となります。
そうすると、また面倒な物事がある時に、【面倒ではない!自分はできる!!】と感じ、後回しをしないで物事に対応できるようになってきます!
注意点
アンドロイド・アプローチをする時の注意が必要です。
- 最中は他のことを一切考えない
- 機械的に動く
- そこにあるものを、注意深く観察し、感じ取り、対応する
物事に取り組む前・最中に【面倒・嫌】などのネガティブな感情を感じないようにするためです。そして、物事に対応できるアンドロイドの自分を理解するためです。
無心で淡々と物事に集中し、対応している自分を観察するということです。
まとめ
この記事では、後回しをするクセをやめる方法を解説しました。
後回しをやめると、締め切り間近の心理的負担が減り、周囲の人の信頼も得るだけでなく、気軽に色んな事に取り組め沢山の経験を積むことができます。
ぜひ、アンドロイド・アプローチを試してみてください!
この記事は、秋山ジョー賢司著『不安が覚悟に変わる 心を鍛える技術』を参考に書いてます.
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。