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「私って、何がしたいんだろう?」本当の自分がわからないあなたへ。自分探しの旅を始める内観法

心の余白とセルフケア
この記事は約12分で読めます。

ふと、鏡に映る自分を見た時に、「この人は、本当に私なんだろうか?」と感じたことはありませんか?

周りの期待に応えようと、そつなく役割をこなし、笑顔を貼り付けて毎日を過ごしている。

SNSを開けば、誰もがキラキラと「理想の人生」を生きているように見える。 それに比べて、自分は…?

「本当にやりたいことは何?」と聞かれても、すぐに答えられない。
「あなたの強みは何?」と問われても、言葉に詰まってしまう。

まるで、自分という人間の輪郭が、ぼんやりと霞んでしまったよう。

私にも、そんな時期がありました。

周りが求める「しっかり者の長女」や「デキる同僚」という役を完璧に演じようとするあまり、その衣装の下にいる「本当の自分」が、何を感じ、何を望んでいるのか、聞こえなくなってしまったのです。

もし、あなたが今、そんな「自分がわからない」という、静かだけれど深い不安の中にいるのなら。

それは、あなたの人生が、新しい章の始まりを告げている、素晴らしいサインです。

この連載シリーズ

【全4回】「私は何者?」に答える。自分探しの旅・完全ガイド

では、そんなあなたが「本当の自分」という、かけがえのない宝物を見つけるための、具体的で安全な探求の旅をご案内します。

 

記念すべき第1回は、「旅の始まり」

すべての探求の原点である、「自分の内側を静かに見つめる=内観」の方法について、詳しくお伝えしていきます。

この記事を読み終える頃には、あなたは「自分がわからない」という霧の中から抜け出し、自分探しの旅の地図とコンパスを手に入れているはずです。

なぜ、私たちは「本当の自分」がわからなくなるのか?

そもそも、どうして私たちは、自分自身のことがわからなくなってしまうのでしょうか。その背景には、いくつかの共通した原因があります。

原因①:周囲の期待という「役割の鎧」が、重すぎる

「しっかり者の長女」
「聞き分けのいい子」
「優秀な社員」
「優しいお母さん」…

私たちは、成長する過程で、周りから与えられた様々な「役割」を演じることで、社会に適応していきます。

しかし、その役割という名の「鎧」をあまりにも長い間、そして何枚も着込みすぎると、鎧が肌に食い込んで、脱ぎ方さえ忘れてしまう

鎧の下にいる「生身の自分」が何を感じ、何を望んでいるのか、自分自身でさえわからなくなってしまうのです。

 

原因②:情報が多すぎて「自分の心の声」がかき消される

スマートフォンを開けば、分刻みで世の中のニュースや他人の日常が流れ込んでくる現代。

「〇〇歳までには、こうあるべきだ」
「今、流行っているのは、こういう生き方だ」

あまりにも多くの「外側の声」が大きすぎて、スタジアムの歓声の中で、友人のささやき声を聞こうとするようなもの

あなたの心の内側から発せられる、か細い「本当の声」は、簡単にかき消されてしまいます。

 

原因③:失敗を恐れて「無難な道」ばかり選んできた

心のどこかで「本当はこっちの道に進んでみたい」と感じていても、
「失敗したらどうしよう」
「周りから反対されたら…」と、
ついリスクの少ない「無難な道」を選んできた経験はありませんか?

挑戦を避け、傷つかないように自分を守ることを繰り返していると、
自分の「好き」という情熱や、
「できる」という可能性に触れる機会を失ってしまいます

結果として、手触り感のない人生の中で、「自分」という感覚が希薄になっていくのです。

 

自分探しの旅の第一歩。「内観」で自分の現在地を知る方法

では、鎧を脱ぎ捨て、雑音を遮断し、自分自身の心と向き合うためには、具体的にどうすればいいのでしょうか。

そのための最初のステップが、このシリーズを通して何度もお伝えしていく「内観」です。

自分探しの旅において、内観は、「自分が今どこにいるのか」という現在地を確かめる作業です。

現在地がわからなければ、目的地へのルートも描けませんよね。

ここでは、旅の始まりにふさわしい、3つのステップに分けた内観法をご紹介します。

ステップ1:【地図を広げる】心の断捨離ジャーナリング

まずは、頭の中に散らかった思考や感情を、一度すべて外に出して、「心の地図」を広げてみましょう。

用意するもの

誰にも見せないノートと、書きやすいペン

やること

タイマーを10分セットし、その時間、頭に浮かんだことを、判断せずにひたすら書き出す。

 

「今日の夕飯どうしよう」
「あの人に言われた一言がムカつく」

「将来が不安だ」
「疲れた」…

どんなに些細なことでも、ネガティブなことでも構いません。

文法や構成も一切気にせず、心の中のガラクタを、すべて紙の上に「断捨離」していくイメージです。

 

ステップ2:【コンパスを置く】感情の源泉を探る2つの質問

心の地図が広がったら、次に、あなたの進むべき方向を示す「コンパス」を置いてみましょう。

そのコンパスとは、あなたの「感情」です。

ノートの新しいページに、次の2つの質問について、思いつくままに書き出してみてください。

質問A

「この1週間で、心が『晴れた』瞬間はどんな時でしたか?」

(小さな喜び、ワクワクしたこと、時間を忘れて集中できたこと、誰かに感謝したことなど)

質問B

「この1週間で、心が『曇った』瞬間はどんな時でしたか?」

(小さなイライラ、モヤモヤしたこと、心がザワついたこと、罪悪感を覚えたことなど)

 

嬉しい・楽しいといった「陽」の感情は、あなたの「好き」や「得意」の方向を指し示しています。

逆に、イライラ・モヤモヤといった「陰」の感情は、「それはあなたの本心ではないですよ」という、魂からのサインです。

 

ステップ3:【最初の足跡】「小さな違和感」から行動を変えてみる

地図を広げ、コンパスを置いたら、いよいよ旅の「最初の足跡」を残す時です。

大げさな一歩である必要はありません。

ステップ2で見つけた、ほんの「小さな違和感(心の曇り)」に対して、一つだけ行動を変えてみるのです。

【私の最初の足跡】

心の曇り

SNSで友人のキラキラした投稿を見て、いつも自分と比べて落ち込んでしまう。

最初の足跡

大きな目標を立てるのをやめ、まずは「平日の夜9時以降は、SNSのアプリを開かない」と決めてみた。

たったそれだけでしたが、「私は、自分の心の声を無視しない」と自分自身に約束できた感覚は、大きな自信になりました。

 

この小さな行動こそが、自分探しの旅を前に進める、何よりの原動力となるのです。

 

まとめ:あなたの旅は、ここから始まる

「本当の自分がわからない」

その感覚は、あなたが道に迷っている証拠ではなく、新しい道へと出発する準備ができたという、素晴らしい合図です。

誰かが敷いた安全なレールの上を歩くのではなく、あなただけの地図を広げ、あなただけのコンパスを頼りに、未知なる荒野へと一歩を踏み出す。

自分探しの旅とは、まさにそんな冒険です。

 

もちろん、旅の途中で道に迷ったり、嵐に見舞われたりすることもあるでしょう。

でも、大丈夫。あなたの中には、必ず進むべき方向を指し示す羅針盤が眠っています。

今回の内観は、その羅針盤の存在に気づき、その針が微かに震えるのを感じるための、最初のステップです。

焦らず、急がず、あなた自身のペースで。

今日から、あなただけの物語を紡ぐ、壮大な旅を始めてみませんか?

 

【連載】「私は何者?」に答える。自分探しの旅・完全ガイド

▶︎ 次回予告:あなたの「隠れた才能」を見つける方法

さて、今回の記事で、あなたは自分探しの旅の「現在地」を知ることができました。

では、この旅を力強く進んでいくために、あなたはどんな「装備(=才能や強み)」を持っているのでしょうか?

次回の第2回【深く知る】では、あなた自身もまだ気づいていないかもしれない、あなただけの「強み」や「隠れた才能」を見つけ出すための具体的なワークについて詳しくお伝えします。

旅の頼れる武器を見つける、ワクワクする冒険です。

ぜひ、次回の更新も楽しみにお待ちください。

 

【全4回】「私は何者?」に答える。自分探しの旅・完全ガイド

 

もっと深く、あなたの「心の声」と繋がりたいあなたへ

自分探しの旅の、最高のガイドは、あなた自身の「心の声=直感」です。

自分の内なる声に耳を澄まし、その導きを信じられるようになると、人生の迷いは驚くほど減り、あなたらしい道が自然と開かれていきます。

▼ まずは自分の感覚に自信を持ちたいあなたへ

『その感覚、信じていいよ: 願いが叶いはじめる、直感の使い方』

▼ 自分の「才能」としての直感タイプを知りたいあなたへ

『9タイプでわかる!あなたの第6感診断』

▼ 直感力を磨く、具体的な実践方法を知りたいあなたへ

『その直感、信じていいよ: “直感の受け取り方”ガイド』

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