「履歴書に何を書けばいいか分からない…」
「自分の経験がアピールできるか不安…」
転職を考える時、多くの看護師がぶつかる壁です。
長年の臨床経験があっても、それを履歴書や職務経歴書にうまく言語化できず、面接で思うようにアピールできないと悩んでいませんか?
しかし、あなたの看護師経験は、単なる勤務年数やスキルリストではありません。そこには、あなただけの価値や強みが隠されています。
今回は、
をご紹介します。
なぜ経験を強みとして伝えられないのか?
多くの看護師は、自分の経験を「当たり前」だと思ってしまいがちです。
- 「〇〇病棟に5年勤務」
- 「点滴や採血のスキル」
- 「患者さんのケア」
これらは事実ですが、他の看護師も持っている「当たり前の情報」に過ぎません。
採用担当者が知りたいのは、「その経験を通して、あなたは何を学び、どう貢献できるのか?」です。
あなたの経験を「強み」に変える3つのステップ
あなたの「当たり前」を、採用担当者の心に響く「強み」に変えるための具体的な方法を見ていきましょう。
1.「事実」に「感情」と「学び」を付け加える
ただの事実を羅列するのではなく、その時のあなたの感情や、そこから得た学びを添えてみましょう。
- 事実だけ
「多重課題を効率よくこなしました」 - 強みに変える
「多重課題の中でも、優先順位を判断する力が身につきました。緊急性の高い患者さんへの対応を最優先に行うことで、チーム全体の業務を円滑に進めることに貢献しました。」
このように、具体的なエピソードにあなたの考えや行動を加えることで、単なるスキルではなく、あなたの人間性や問題解決能力が伝わります。
2.数字や具体的な成果を盛り込む
数字は説得力を持つ強い武器です。
可能な限り、あなたの貢献度を数字で示してみましょう。
- 例
- 「新人教育を担当し、3人の後輩を一人立ちさせました。」
- 「業務改善チームに参加し、作業時間を20%削減することに成功しました。」
- 「チームリーダーとして、〇〇病棟の業務効率を改善しました。」
すべてに数字を入れる必要はありませんが、一つでも具体的な成果があると、あなたの実績が明確に伝わります。
3.応募先の「求める人物像」と結びつける
あなたが培ってきた経験や強みが、応募先の病院でどのように活かせるかを具体的に伝えましょう。
- 例
- 応募先が「チームワークを重視」している場合:
- 「前職では、チーム内で積極的にコミュニケーションを取り、連携を密にすることでインシデントの減少に貢献しました。貴院のチーム医療にも、この経験を活かしたいと考えています。」
- 応募先が「チームワークを重視」している場合:
このように、相手が求めているものに合わせて、あなたの強みをカスタマイズして伝えることで、「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうことができます。
まとめ
あなたの看護師経験は、間違いなくあなたの強みです。
「数字」で成果を示し、
応募先の「求める人物像」と結びつける。
この3つのステップを踏むことで、あなたの看護師経験は単なる職歴ではなく、未来を切り拓くための強力な武器となります。
自信を持って、あなたの物語を語りましょう。