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もう、人の機嫌に振り回されない。あなたらしく輝く「自分軸」の育て方

心の余白とセルフケア
この記事は約4分で読めます。

「あの人が不機嫌なのは、私のせい…?」
「この場の空気を壊さないように、私が我慢しなきゃ…」

周りの人の感情を敏感に察知し、無意識に自分の心をすり減らしてしまう…。

それは、あなたが共感力が高く、とても優しい心を持っている証拠です。

この連載では、これまで3回にわたって、そんな優しいあなたが対人関係のストレスから解放されるためのスキルを学んできました。

あなたはもう、たくさんの武器と防具を手にしています。

そして最終回である今回は、それらのスキルを統合し、

これからの人生をあなたらしく、軽やかに歩いていくための「自分軸」を育てる、

最後の仕上げに入ります。

 

なぜ私たちは「自分」のコンパスを見失ってしまうのか?

人の感情に振り回されてしまう根本的な原因は、自分の心の中心にある「軸」がブレてしまい、他人の評価や機嫌を自分のコンパスにしてしまっているからです。

  • 「みんなが正しい」と思っているから、自分の意見が言えない。
  • 「相手を笑顔にすること」が、自分の価値だと思い込んでいる。
  • 「本当はどうしたいか」よりも、「どうすべきか」で行動を選んでしまう。

まるで、自分の現在地がわからないまま、他人の持っている地図を頼りに歩いているようなもの。それでは道に迷い、疲れてしまうのは当然です。

「自分軸」を育てることは、あなた自身の心の中に、どんな時も進むべき方向を指し示してくれる、信頼できるコンパスを持つことなのです。

 

これが最後の仕上げ。

「自分軸」を育てる3つの習慣 これまでの学びを活かし、ブレない自分軸を育てるための3つの習慣をご紹介します。

 習慣1:自分の「心の声」を聞いてあげる(第1回の応用)

第1回では、相手の話を聞く「魔法の質問」を学びました。今度はその質問を、あなた自身に向けてみましょう。

  • 「今日、私の心はどんな天気かな?」
  • 「今、本当はどう感じている?」
  • 「誰のためでもなく、私が本当にやりたいことは何?」

1日5分、ジャーナリングの時間を作るのがおすすめです。

他人の感情にアンテナを向ける時間を少しだけ減らし、自分の内側にある小さな声に耳を澄ませる。

この習慣が、自分軸の土台を強くします。

 

習慣2:あなたの「価値観」という境界線を引く(第2・3回の応用)

第2回と第3回で学んだ「バリア」や「NO」は、一体何を守るためにあるのでしょうか?

それは、あなたが大切にしている「価値観」です。

あなたが「これをされると悲しい」「これをしている時が一番幸せ」と感じる、その感覚こそがあなたの価値観であり、あなただけのオリジナルな境界線です。

  • あなたが大切にしたい時間は何ですか?
    (例:一人の時間、家族との夕食)
  • あなたが仕事で譲れないことは何ですか?
  • (例:誠実さ、挑戦)

この価値観が明確であればあるほど、他人の意見に流されそうになった時、「私はこれを大切にしたいから、NOと言おう」と、自信を持って判断できるようになります。

 

習慣3:自分で自分の「ご機嫌」をとる責任を持つ

他人の機嫌に振り回される人生の対極にあるのが、「自分のご機嫌は、自分でとる」と決める人生です。

周りがどんなに嵐でも、あなたには、自分を心地よい場所へ連れていく力があります。

  • 気分が落ち込んだ時に駆け込める「ご機嫌リスト」を作っておく。
    (例:好きなカフェに行く、感動する映画を観る、ペットと遊ぶ…)
  • 「今日も一日、よく頑張ったね」と、眠る前に自分を抱きしめるように褒めてあげる。

他人に幸せにしてもらうのではなく、自分で自分を満たす。

この主体的な姿勢こそが、あなたを誰よりも強く、しなやかにしてくれます。

 

まとめ

あなたの人生の主役は、いつだってあなた自身 4回にわたる「対人関係ストレスフリー化計画」の旅は、これで終わりです。

あなたはもう、人に振り回されるだけの弱い存在ではありません。

コミュニケーションのスキルを学び、自分を守る術を知り、そして、自分軸というコンパスを手にしました。

これからは、他人の感情という脇役に気を取られるのではなく、あなた自身の心の声を道しるべに、あなたの物語を生きてください。

この連載が、あなたの心が少しでも軽くなるきっかけとなったなら、これほど嬉しいことはありません。

最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

 

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