田坂 広志 (著)「すべては導かれている: 逆境を越え、人生を拓く 五つの覚悟」の5つの覚悟をまとめています.
重要点だけ要約し、解説・解釈はありません.
「すべては導かれている」紹介
著者:田坂 広志
単行本:1480円
出版社 : 小学館 (2017/11/28)
発売日 : 2017/11/28
言語 : 日本語
単行本 : 242ページ
ISBN-10 : 4093885850
ISBN-13 : 978-4093885850
超要点
逆境を超え、人生を拓くために覚悟
- 今、精一杯 全力で生きる覚悟をする
- 全ては導かれると覚悟する
全ては導かれていると定めるための5つの覚悟
- 自分の人生は大いなる何かに導かれている
- 人生で起こること全て意味がある
- 人生における問題は全て自分にある
- 大いなる何かが自分を成長させようとしている
- 逆境を越える叡智は与えられる
「5つの覚悟」の要点
1「自分の人生は大いなる何かに導かれる」の【何か】とは
人生の起こること全ては、大いなる何かに導かれています.
自分で意思決定し、人生を切り開いているようですが、実はそのことも含め導かれています.
では、導いてくれる『大いなる何か』とは、何でしょう?
残念ながら、誰も存在を証明できるものではありません.
【何か】を信じること
『大いなる何か』を信じることと、『信念』を信じることは同じような感覚です.
『信念』というものは、誰も証明できないが、無条件に揺らぐことなく自分自身は信じています.
なぜ信念を信じられるのでしょう?
人は「その信念で生きれば、善き人生をおくれる」と思っています.だから、無条件に信じることができるのです.
過去の偉業者は信念を持って、自分の可能性を信じ、偉業を成し遂げています.
偉業を成し遂げた人が自分の信念を持ったように、【大いなる何か】を信じ、『大いなる何かに導かれている』という覚悟を持つことが大切です。
2.人生で起こること全て意味がある とは?
人生は全てがありがたいことだけではありません.不運なことも導きだと思うことが大切です.
挫折から人生の学びを得て、自分の成長させる力
不運なことが起きたら2.3日は落ち込むが、『この不運な経験から何を気づき、学ばせようとしているか?』と気づく覚悟を持つことです.
人生は『何が起こったか』ではなく、『人生をどう解釈するか』が人生を分けます.
3.人生における問題は全て自分にある とは?
挫折や不運なことの原因を自分以外の何か(他人や環境)に押し付けたら、運や人生は開けません.
問題を他人のせいにする時、自分のエゴがうづいています.もし、自分の小さなエゴを捨てたと思っていたら、それは傲慢なことです。ただエゴを蓋しているだけのことです。
小さなエゴは人生でずっと付き合うと覚悟することが大切です.
捨てたつもりと幻想せず、ただ小さなエゴを見つめるだけで良いのです.
- 成熟=
もう1人の自分がエゴの自分を見つめることができる - 未熟=
エゴを見つめれていない
例えば、他人の行動で自分が怒りを感じたら、「あー自分は怒っているなぁ」と自分のエゴを見つめ「さっきは感情的になりました」と素直に謝ることです.人としての成熟度を表します.
4.大いなる何かが自分を成長させようとしている とは?
逆境は人を成長させるものです.
大いなる何かが自分を成長させようと導いてくださっているのです.
逆境を批判的にとらず、苦労を苦労と思わず乗り越えていくと覚悟すると成長できます.
『おめでとう!今、成長の機会だよ』
5.逆境を越える叡智は与えられる とは?
逆境に向かい合うと、その逆境に対してどうすれば良いかというアイデアが思い浮かびます.
叡智の浮かび方の例
- ふと、こうしてみようなどの直感が湧く
- 不思議なヒントを得る
- 未来への予感を感じる
今日という1日を精一杯に生きる覚悟
いま、周りで起きていることを自分が原因を引き受ける覚悟です.
他人のせいにしたり、後回ししたりせず、自分で問題を解決しようとすると、自然に問題が改善されていきます.
偉業者は
「頑張って、根性で、諦めずに、粘り強く」ではなく、
「ふとしたことから、たまたま、折よく、偶然、運良く」人生を切り開いています.
人間は3つの真実があります.
- 人は必ず死ぬ
- 人生は一回しかない
- いつ死ぬかわからない
この真実を受け止め、自分の命をどう使うか?
それが【使命感】となります.
まとめ
逆境を乗り越え、人生を拓くために、「今を精一杯生き、人生は全て導きだ」と覚悟すると、運が良くなり、善き人生となります.
覚悟を決めて、生きていきましょう!
大いなる何かに導きかれると、直観が冴え、運の良い状態になります.
以上です.
最後まで読んでいただき、ありがとうございます.