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第1回:自己肯定感が低いあなたへ。「どうせ私なんて」を卒業する3つの習慣

キャリアと人間関係
この記事は約5分で読めます。
「私を好きになる!自己肯定感UPトレーニング」の第1回

「どうせ私なんて、うまくできるはずがない」
「私なんかが、褒めてもらえるわけないよ」

期待して傷つく前に、自分から予防線を張るように。

まるで自分を守るための「呪文」のように、この言葉を口にしてしまうことはありませんか?

その気持ち、痛いほどよくわかります。

でも、自分を守るために着込んだその鎧、本当はずっしりと重たくて、息苦しく感じてはいませんか?

もし、あなたが心のどこかで「こんな自分を変えたい」「もっと軽やかに生きたい」と願っているなら、ここはあなたのための場所です。

今日から始まる【全4回】の集中講座では、その重たい鎧を脱ぎ捨て、ありのままの自分を受け入れ、心から「私って、けっこう良いかも」と思えるようになるためのトレーニングを行っていきます。

記念すべき第1回は、ガチガチに固まった心をほぐす、簡単な3つのウォームアップです。

なぜ私たちは、自分を守るために自分を否定してしまうのか?

そもそも、「どうせ私なんて」という言葉は、あなたが弱いから出てくるのではありません。

むしろ逆で、繊細なあなたの心が、これ以上傷つかないようにと必死で自分を守っているサインなのです。

その背景には、大きく3つの心のクセが隠れています。

 他人の評価という「モノサシ」で自分を測ってしまう

いつの間にか、誰かが作った「できる/できない」「すごい/すごくない」というモノサシで、自分の価値を測っていませんか?

他人の評価が基準になっていると、常に周りの顔色をうかがい、自分にダメ出しをし続けてしまいます。

 

過去の失敗という「フィルター」で今を見てしまう

過去にうまくいかなかった経験が心の傷となり、「また失敗するかもしれない」という色眼鏡で今を見てしまうクセ。

このフィルターがかかっていると、挑戦する前から諦めるのが当たり前になってしまいます。

 

完璧という「幻」を追い求めてしまう

「100点でなければ意味がない」という完璧主義も、自己肯定感を下げる大きな原因です。

99点できても、できなかった1点にばかり目が向き、自分を責めてしまう。

この完璧という幻が、あなたを常に息苦しくさせています。

 

自己肯定感は「筋トレ」と同じ。日々のトレーニングで育てられる

でも、安心してください。

これらの心のクセは、生まれつきのものではありません。

そして、自己肯定感は、心の筋トレと同じ。特別な才能は一切不要で、日々の小さなトレーニングで、誰でも、いつからでも、しなやかに育てていくことができるのです。

さあ、準備はいいですか?まずは簡単なウォームアップから始めましょう。

 

「どうせ私なんて」を卒業する3つのウォームアップ

今日から、いえ、この記事を読み終えた瞬間から始められる、心をほぐすための3つのトレーニングです。

トレーニング1:【加点式で見る】1日3つ、「できたこと探し」をする

私たちは普段、無意識に自分のできなかったことばかり数える「減点式」で自分を評価しがちです。

今日から、できたことに目を向ける「加点式」に切り替えてみましょう。

やり方は簡単。
夜寝る前に、今日できたことを、どんなに小さなことでもいいので3つ書き出します。

  • 「朝、5分だけ早く起きられた」
  • 「苦手な人に、自分から挨拶できた」
  • 「おいしいお茶を淹れて、自分を癒してあげた」

ポイントは、「すごいこと」である必要は全くない、ということ。

この練習は、「自分は意外と頑張っているな」というポジティブな事実に脳のピントを合わせるためのトレーニングです。

 

 トレーニング2:【言葉の力を使う】「私、えらい!」と声に出して承認する

何か一つでもやり遂げたら、心の中で思うだけでなく、声に出して「私、えらい!」「よくやった!」と自分を褒めてあげましょう。

少し恥ずかしいかもしれませんが、これは「アファメーション(肯定的な自己暗示)」という、とても効果的な方法。

自分のポジティブな言葉を自分の耳で聞くことで、そのメッセージは脳を介して、あなたの心の奥深く(潜在意識)に直接届けられます。

  • 料理がおいしくできたら、「私、天才かも!えらい!」
  • 面倒な仕事を一つ片付けたら、「うわー、よくやった!えらい!」

遊び心を大切に、自分自身の一番のファンになってあげてください。

 

トレーニング3:【完璧の呪いを解く】「まあ、いっか」を口癖にする

完璧主義という重たい呪いを解くための、魔法の言葉があります。

それが、「まあ、いっかです。

「100点じゃなきゃダメ」という考えを手放し、「70点で花マル!」と自分に許可を出してあげましょう。

  • 資料作りが完璧じゃなくても、
    「まあ、いっか。伝えたいことは入ってるし」
  • 部屋の掃除が途中でも、
    「まあ、いっか。今日は疲れてるし」

この言葉は、不完全な自分を責めるのではなく、そのままの自分を「それでいいんだよ」と受け入れる、優しさの言葉なのです。

 

まとめ:自分を好きになる旅を、今日から始めよう

「どうせ私なんて」という重たい鎧を脱ぎ捨てるための、最初のウォームアップはいかがでしたか?

  1.  「できたこと」を探し、自分を【加点式】で見る
  2.  「私、えらい!」と【言葉の力】で自分を承認する
  3.  「まあ、いっか」と【完璧の呪い】を解いてあげる

自己肯定感とは、何かすごいことができるようになることではありません。

「できない部分やダメな部分も含めて、今の私にOKを出してあげる力」のことです。

今日から始まるこのトレーニングの先に、あなただけの優しい世界が待っています。

一緒に、自分を好きになる旅を始めましょう。

 

【次回予告】

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

連載第2回では、自己否定の大きな原因の一つである「『どうして私だけ…』と思ってしまう被害者意識」から抜け出すための、具体的な心の転換法についてお話しします。

お楽しみに!

第3回:もう「私なんて…」は言わない。自己否定グセを直す3つの優しいトレーニング

 

 

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