「最近、なんだか心がモヤモヤする…」
「頭の中がごちゃごちゃして、考えがまとまらない…」
あなたは、そう感じたことはありませんか?
忙しい毎日の中で、自分の心の声に耳を傾けることを忘れてしまい、気づかないうちにストレスや不安が溜まってしまう。
誰かに話すほどのことでもないけれど、ずっと心のどこかに引っかかっている…。
私もかつて、漠然とした不安を抱えて、毎日がなんだか重苦しく感じていました。
そんな時、偶然出会ったのが「ジャーナリング」でした。
「日記なんて子どもの頃以来だな…」
最初は半信半疑でしたが、たった数分、自分の気持ちを書き出すだけで、不思議と心が軽くなるのを感じたんです。
そして、その不思議な感覚は、私の人生を良い方向に導いてくれました。
ジャーナリングは、単なるストレス解消ではありません。
それは、あなたの心の奥にある、普段は見ないようにしている感情や思考を、一つひとつ丁寧に整理していく「心の整理術」です。
今回から始まるこの連載では、ジャーナリング未経験のあなたが、効果を実感し、習慣化するまでをサポートしていきます。
第1回の今回は、
をお伝えしたいと思います。
この記事を読み終える頃には、あなたの心が軽くなり、人生をより豊かにするための、大切な一歩を踏み出せるはずです。
ジャーナリングとは?あなたの心を映す「鏡」
「ジャーナリング」と聞くと、なんだか難しそうに感じるかもしれませんね。
でも、安心してください。とてもシンプルです。
一言でいうと、「自分の心の動きをありのままに書き出すこと」です。
日々の出来事を記録する日記とは少し違います。
頭の中に浮かんだこと、感じたこと、考えていることを、良い悪い、正しい間違いを気にせず、ただひたすらに紙や画面に書き出していきます。
まるで、あなたの心の奥にある、普段は見ないようにしている感情や思考を、鏡に映してじっくりと眺めるようなイメージです。
なぜ「書く」だけで心が整うのか?
ジャーナリングは、なぜ「書く」だけであなたの心を整えることができるのでしょうか?
それは、ジャーナリングがあなたの心に、3つの深い変化をもたらしてくれるからです。
1.頭の中の「モヤモヤ」を外に出せる
私たちの頭の中は、気づかないうちにたくさんの思考がグルグルと回っています。
「今日、あの人にこう言われたけど、どういう意味だろう…」
「もしかして嫌われた?」
「明日の仕事、ちゃんとできるかな…」
ジャーナリングは、この散らかった思考を一つひとつ言葉にしていく作業。
まるで、頭の中の「思考」という名のゴミを、そっと外に出してあげるようなイメージです。
書き出すことで、頭の中がスッキリし、心が軽くなるのを感じられます。
2.ゼロから始める「ジャーナリング」5つのステップ
それでは、いよいよ本題です。
ジャーナリング未経験のあなたが、今日からすぐに始められる、5つのステップをお伝えします。
ステップ1:【道具を準備する】お気に入りのノートとペンを用意する
ジャーナリングは、特別な道具は必要ありません。
でも、お気に入りのノートとペンを用意することで、ジャーナリングをする時間が、より特別なものになります。
あなたが「書きたい!」と思えるものを選んでみましょう。
もちろん、スマートフォンのメモアプリやPCのテキストエディタでも大丈夫です。
ステップ2:【場所と時間】たった5分、静かな場所を見つける
「ジャーナリングは、まとまった時間が必要だ」と思っていませんか?
でも、そんなことはありません。
たった5分でも大丈夫です。
朝起きてすぐ、ベッドの上。
寝る前、布団の中。
通勤中の電車の中。
お昼休憩中のカフェ。
たった5分、誰にも邪魔されない時間と場所を見つけてみましょう。
その時間と場所が、あなたの心をリセットするための大切な聖域となります。
ステップ3:【問いかけ】今日のテーマを一つ決める
何を書けばいいかわからない…。
ジャーナリング初心者が最もつまづきやすいポイントです。
そんな時は、ジャーナリングを始める前に、今日のテーマとなる「問いかけ」を一つだけ決めてみましょう。
- 「今日の気分は?」
- 「今、一番考えていることは何?」
- 「最近、嬉しかったことは何?」
- 「もし、お金や時間に制限がなかったら、何をしたい?」
最初は、簡単な問いかけで大丈夫です。
この問いかけが、あなたの心の扉を開く鍵となります。
ステップ4:【実践】心に浮かんだことを、ただひたすら書き出す
問いかけを決めたら、あとは、心に浮かんだことを、ただひたすら書き出すだけです。
良い文章を書こうとしたり、文法を気にしたりする必要は一切ありません。
「なんだか、今日はやる気が出ないな…」
「あー、頭の中がごちゃごちゃしてる…」
このように、思ったまま、感じたままの言葉を、そのまま書き出してみましょう。
手が止まってしまっても、「何も書けない」とそのまま書いてOKです。
ステップ5:【振り返り】書いたものに「気づき」を見つける
書き終わったら、書いたものを読み返してみてください。
客観的に読み返すことで、自分では気づかなかった「心の声」や「気づき」が見つかることがあります。
「ああ、私って、こんなことで悩んでいたんだな」
「こんなことに、心が喜んでいるんだな」
この「気づき」こそが、ジャーナリングがあなたにもたらす、最高の贈り物です。
まとめ:ジャーナリングは、あなたの人生を創るツール
ジャーナリングは、単なる日記ではありません。
それは、あなたの心の声を聴き、心の奥に眠る本当の気持ちを見つけるための、最高のツールです。
完璧にやる必要はありません。
今日お伝えした5つのステップを、一つずつ試してみてください。
たった5分でも、あなたの心の奥にある「モヤモヤ」を外に出すことができます。
さあ、今日から、あなたの心の声をノートに書き出してみませんか?
ほんの少しの勇気が、未来のあなたを大きく変える第一歩になるはずです。
次回予告
第2回 「なぜ、自己肯定感が低いのか?」ジャーナリングで自分を好きになる方法
次回の記事では、ジャーナリングを通じて、自己肯定感を高める方法を詳しくお伝えします。
あなたの心の声を聴き、ありのままの自分を好きになるためのヒントが満載です。
【第3回】心がザワつく時に試したい!感情を可視化するジャーナリングの魔法
【第4回】無料ワーク:たった5分でできる!自己肯定感を高める日記術
おすすめの書籍
この記事を読んで、「ジャーナリングを始めてみたいけど、何から書けばいいんだろう?」と感じたあなたへ。
ジャーナリングは、特別なスキルや才能は必要ありません。ただ、正しい「きほん」を知ることで、その効果は飛躍的に高まります。
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ぜひ今すぐ手にとって、新しい自分に出会う旅を始めてみませんか?